CASES
事例紹介
完成リフォーム事例のご紹介
一建設リフォーム課では、戸建住宅のリノベーションについても数多くのご相談をいただいております。
今回は、はじめの分譲住宅を、増築なしで二世帯住宅へと生まれ変わらせた施工事例をご紹介いたします。
1階は親世帯、2階にはもうひとつの暮らしを
今回のご要望は、「1階リビングは親世帯で使用するため、2階にももう一つリビングをつくれないか」というものでした。もともとは一世帯向けに建てられた住まいでしたが、子世帯との同居を検討する中で、限られた空間をどう活かすかが大きな課題となっていました。そこで今回は、2階の2部屋の間仕切り壁を撤去し、12帖のLDKへと再構成。子ども部屋として使われていた空間はすでに空き部屋となっていたため、家族構成の変化に合わせて、より実用的な住まいへと整えています。
暮らし方の変化に合わせて、
住まいも変わる
二世帯住宅の設計では、親世帯と子世帯の間にどのような空間を確保するかが重要です。完全分離型ではプライバシーを保ちやすい一方、今回のような部分共有型では、玄関や浴室はひとつでも、その他の水まわりをそれぞれに設けることで、限られたスペースを有効に活用できます。家族構成が変われば、住まいの使い方も変わります。その変化に合わせて、今の暮らしにちょうどいい形へ整えていくことが、リフォームの大きな役割です。
イメージを“伝える”ための
提案力
お客様との打ち合わせでは、平面図だけでは完成後のイメージを共有しきれません。そのため今回は、パースに加えて実例写真も組み合わせながらご提案。完成後の姿をより具体的に想像していただけるよう工夫しました。住まいの完成イメージを丁寧に共有することは、安心してリフォームを進めていただくうえでも大切なポイントです。
収納も、暮らしに合わせて工夫
キッチン脇の掃き出し窓からバルコニーへ出られるため、簡単なゴミ出しもしやすい動線に。また、収納下部をオープンにして猫用トイレスペースを確保するなど、ペットとの暮らしにも配慮しました。内部壁面にはパイプファンも設置し、におい対策にも工夫を加えています。さらに、収納内部に照明を取り入れるご提案も行いましたが、こちらは少し“やりすぎ”とのことで採用には至りませんでした。
構造を活かしながら、広がりあるLDKへ
リビングをより広く見せるために、取り外した壁の中央にあった柱も撤去。ただし、当然ながらそのまま取り払うのではなく、しっかりと梁補強を施しています。既存の梁の下に新たな梁を添えて補強することで、構造面の安全性を確保。その一方で、梁成が大きくなるため、キッチン側の天井を全体的に下げ、仕上げも変更しました。さらに、下がり天井部分には間接照明を設け、デザイン性と空間の奥行きを高めています。
光と高さを活かして、
広く心地よい空間へ
出窓上部の天井を外すことで、少しでも空間を広く感じられるよう工夫。既存の梁や火打材が見える部分も、きれいに塗装することで空間のアクセントとして活かしています。また、上部空間に照明を当てることで、実際の広さ以上に視覚的な広がりを感じられるリビングへ。限られた空間でも、設計の工夫次第で心地よい開放感は十分に生み出せます。
リビングと暮らしをつなぐ、
猫のための出入口
リビング出入り口の脇には、猫用の出入口も設置。家族だけでなく、ペットにとっても暮らしやすい住まいを目指しました。こうした細やかな配慮も含めて、暮らしに寄り添うリフォームを実現しています。
これからの二世帯住宅に求められるもの
二世帯住宅の設計では、親世帯と子世帯の間にどのような距離感を持たせるかが重要です。暮らしをほどよく分けながらも、必要なつながりは残す。そのバランスをどう設計するかによって、住まいの快適さは大きく変わります。